厳しい社会の現実を教える-1/2

 

 

厳しい社会の現実を教える-1/2

私が小学生のころ、タ飯のおかずが冷や奴だけという日がときどきありました。

母親から、「お金がないんだから、これだけで我慢しなさい」と一言われて、

子ども心に、「将来、自分で稼がなきゃいけないな。

そのために一生懸命、勉強しよう」と思いました。

社会的に自立できない若者の問題の背景には、

経済的な豊かさがあるように感じます。

一概には言えないかもしれませんが、

二ートやフリーターの増加も、

私は親が子どもを甘やかしていることも原因の一つだと思います。

先日あるテレビ番組で、

「好きなものしか食ぺたくない症候群」を取り上げていました。

そこでは、野菜の嫌いな子どもの親が、

「勉強するなら、野菜を食ぺなくていいよ」と、

交換条件を出していました。

劇画家・声楽家　池田理代子　(灯台１０月号より)

 

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