人生をおろそかにしない生き方-2/2

 

不登校生徒も100パーセント自分で進路を決められる

人生をおろそかにしない生き方-2/2

私にも心の葛藤はあります。サラリーマンと違って不安定な収入の生活を自らえらび、

どこにも行き場のない不登校の子どもたちを自宅に居候させて面倒を見ています。

私の仕事も大学生ボランティアのお陰で成り立っているのですが、

大学生にはいつも申し訳ないなと思っています。

こうした、私の心の苦しみを、不登校の彼らに率直に伝えます。

そして、「仕事をしないで、お金がなくなったら、きみはどうやって生活していくんだ?」と聞くと、

「うーん、先生の言うとおりだね」とやっと納得してくれます。

そして、「世の中、すてきなことばかりではない。

親だって、教師だって、完壁な人はいない」と、

少しずつ社会の矛盾点や他者の欠点に対しても、

受け入れられるようになっていくのです。

登校拒否文化医学研究所代表　高橋良臣　(灯台１０月号より)

 

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