★「心」で病気に勝ったのだ★

「医師にとって言葉は、最も有効な癒しの手段となる」

こんな症例があったそうだ。

心臓発作を起こし、余命いくばくもないと思われていた患者さんがいた。

本人も、医師の絶望的な表情を目するたびに、もう駄目だと思っていた。

ある回診の時、その患者さんの心臓の音を聞いて、博士は周囲の医師に言った。

「心臓がギャロップ(馬が跳びはねる様子)しているぞ」

それを聞いた患者さんは確信した。

「そんなに元気なら、私は大丈夫だ」

事実、その後、患者さんは、みるみる症状がよくなり、

退院するまでに回復したという。

ギャロップとは医学用語で

「重い心不全や心筋障害の時に発する特殊な音」を意味しているのだ。

しかし、博士の言葉によって、この患者さんは希望を得た。

その瞬間、「心」で病気に勝ったのだ。

世界有数の心臓専門医　核戦争防止国際医師会議創設者　ラウン博士

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