■2■100人の子どもに■■

　

　◆100人の子どもに聞きました

ある中学校で、生徒たちに親子川柳を作ってもらったところ、

そういう親子の心のズレを率直に表現したものが多くありました。

まず、親から叱られたときの子どもの本心を表したものから。

○自分はどうだ!いつも言いたいこの一言!

○「すぐ実行しろ」いつも父は言うけれど自分で実行しろ禁煙への道

特に、勉強について叱られたとき、子どもは、こう思っているようです。

○子と親のけんかののろしは勉強話

○勉強しろ勉強しろと言うけれど、あんたに解るかこの問題

　あんたに解るかこのつらさ!

○勉強をしようと思うが手につかんそれを言われて自分が歯がゆい

 

頑張っているのに認めてくれない親もいるようです。

○何も知らない母親よわたしがどんなに学んでもあなたの目には結果だけ

○勉強をたくさんしても見ていない遊ぶところは見ているけれど

親に対して、率直に自分の心を訴えたものもあります。

○子どもにはいろんな気持ちと夢がある

○考えてあなたのちょうどこのころを私と同じ心のときを

ただし、どんなに親に叱られても、

子どもはやはり親のことを思っているようです。

○大嫌いけんかしたとき思うけど長生きしてねと思ってます

○腹が立つされど耐えねば家庭の崩壊

○親心分からぬわけではないけれどそれに答える子の苦労かな

大切なことは、親が子どもの心を思いやってあげることではないでしょうか。

そうすれば、たとえ親子の間で心のズレが起こっても、必ず修復できるはずです。

(灯台１１月号より抜粋)　

 

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