■■どう叱るかが問題■■

　

◆間違ったことをしたときはどう叱るかが問題

子どもが間違ったことをしたときには、どう叱るかが問題です。

基本は、いきなり叱らないことです。

子どもにも、間違ったことをした理由があります。

そういうことをしてしまったいきさつがあるのです。

たとえば、友だちとけんかして、その子を叩いたとか、

けがをさせてしまったとします。

そのとき、親は叩いた子どもを一方的に叱ることがあります。

しかし、もしかしたら、その子が手を出す前に、

相手の子から叩かれたかもしれません。

また、つい間違えてけがをさせてしまったのかもしれません。

まずは、子どもに理由を聞き、子どもの気持ちに寄り添いながら、

間違いを諭してあげるのです。

子どもも、間違ったことをしてしまって、「しまった」と思っています。

その気持ちを聞いてあげれば、子どもは「お母さんは、

自分の気持ちをわかってくれているんだ」と、心を開いてくれます。

それを、一方的に叱ったのでは、子どもは、自分の気持ちをわかってくれない、

と心を閉ざすようになってしまいます。

☆つづく

日本家庭福祉会理事長、同カウンセラー　波多野ミキ

(灯台１１月号より抜粋)　

 

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