忍者ブログ
在宅ビジネス、副業、副収入、SOHOのあい間に、教育、子育て、健康、ダイエット、人生等に「ちょっといい話」の雑誌や新聞の記事を紹介します。
[88] [87] [86] [85] [84] [83] [82] [81] [80] [79] [78]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

叱って伸ばす

「小言じゃないよ。教えだよ」

あたしも弟子を持つ立場になりました。

まわりからは「圓窓師匠は厳しい」と言われています。

「弟子がかわいそう」だと。

ですが、あたしの考えはこうです。

落語の師弟関係というのは月謝不要の関係なんです。

伝統芸能のなかではめずらしく、弟子から月謝をとらない。

つまり、タダで教えるわけです。

月謝をもらったら、弟子はお客さまになります。

辞められたら収入が減るわけですから、

それほどきつくは叱れないでしょう。

これに対して、落語の師弟というのは、お金ではなくて、

信頼する心で結ばれているわけです。

この信頼を裏切ったら、辞めてもらうしかありません。

その代わり、師匠には弟子を一人前の噺家にする責任があります。

だからこそ、小言も言うし、真剣に叱るのです。

思い出すのは、先代の橘家圓蔵の言葉です。

この人は寄席の楽屋で、前座の若手たちに対して、

こまごまとした注意を与える人でした。

そのときにいつも、「小言じゃないよ。教えだよ」と言って注意をしたものでした。

叱るというのは「教え」を伝えるためのものなんです。

ですから、あたしも叱るときには、

古くからの教えや芸を受け継いでもらいたいと思って叱ります。

落語の技術だけでなく掃除や電話番など、生活の一つ一つについても小言を言います。

それらをとおして、噺家としての了見を身につけてほしいのです。

師匠の圓生が厳しく教えてくれたから、いまのあたしがあるんです。

師匠が教えてくれたように、あたしも弟子に厳しく教えるつもりです。

そうやって一人前の噺家を育てることが、亡き師匠への、

せめてもの恩返しだと思っています。

落語家 三遊亭圓窓 (第三文明10月号より)


高栄養低カロリー食事(?)での健康・ダイエット記録は→こちら

[PR]                     [HEBARLIFE]
空いた時間で在宅ワーク \(^o^)/ 喜ばれて副収入 \\(^○^)//
       
信じられない!! 「本業収入よりも副収入の方が多い」なんて (@ 。@)

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
プロフィール
HN:
miz
性別:
男性
バーコード
ブログ内検索